2025年 市況を読む【建売住宅】

明暗くっきり 二極化する市場


供給増の中古物件と価格競争に


2025年の建売住宅市況は、続く建築費の高騰や人口構造の変化などにより需要がある物件とない物件の二極化が進むと見られている。
23年は、物件価格の高騰により札幌市内に1000戸を超える在庫を生み出したが、24年は価格調整と新規建築の抑制によって在庫数はおおむね順調に減少した。しかし、日本アメニティクリエイト(札幌市)の調査によると、6月以降の札幌市内の月間成約戸数は、好不調の目安である100戸を下回る事が多くなり、年間の累計成約戸数も前年割れの見込みだ。

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