北海道も「エアコンで暖房」

冷暖房で一体的にエネルギー削減

魚住教授

今年は全国的に猛暑の夏となり、本道でも8月に札幌市で観測史上最高気温となる36.3度を記録したのをはじめ、各地で猛暑日が続いた。北海道の夏にもエアコンはもはや必需品となりつつあり、冬にも主暖房として使える暖房能力を強化した寒冷地向けエアコンも注目を集めている。気候の変化にともなって住宅ユーザーのニーズは転換期を迎えており、今後目指すべき北国の住環境とはどのような形になっていくのか。建築設備と温熱環境、省エネルギーを専門とし、全館空調システム「コンフォート24」の研究開発にも携わった道科学大工学部建築学科の魚住昌広教授に聞いた。

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