値上げの春 資材ショックの実態

札幌圏 建築費180万円アップも


続く合板不足 価格は最高値


住宅業界にも「値上げの春」が近付いている。毎年この時期にさまざまな建築資材や工事単価の価格形成が行われるのは業界の常だが、今年のそれは例年とは違った意味合いを帯びている。

昨年から続く資材価格の高騰はいまや「値上がりしていない物はない」と言われるほど影響を広範に渡らせ、土地不足とも相まって住宅の高コスト・高価格化に直結している。

すでに住宅に関連する多数の資材メーカーや設備メーカーが春以降の値上げをアナウンスしており、ビルダーの仕入れ価格にも影響は避けられない。実際に何がどの程度値上がりするのか、これまでのメーカーの発表や、札幌圏のビルダーへの聞き取りから探った。

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