〈第7回〉「ドイツ省エネ建築」最新事情

ドイツ省エネ建築、都市・地域計画コンサルタント 永井宏治 氏


斬新デザインをアピール


世界初 プラスエネルギーテナントビル


ドイツでルール地方と言えば、代表的な工業地帯として、日本でも過去に学校で聞いたことがある読者も少なくないと思う。そのルール地方の北部に位置する人口12万人弱のボトロップ市は、重工業崩壊後に苦しい時代を迎えたが、それによる社会構造の変化から立ち直るため、様々な取り組みを行っている。これには街の再開発も含まれるが、シンボルプロジェクトの一つにテナントビルのプラスエネルギーリフォームがある。

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