担当教員に聞く就活の実情③
働いている人の顔が見える関係性を
帯広工業高校 進路指導部長 金澤 伸晃氏
同校では例年、卒業生の約8割が就職する。昨年度は卒業生149人のうち117人が就職。そのうちの約半数が十勝管内の企業に就職した。生徒も保護者も地元志向は強い。建築科の卒業生の就職先はゼネコンや大手ハウスメーカー、地場大手住宅会社や地元の工務店などさまざま。職種は施工管理が最も多い。入学当初は設計か大工志望の生徒が多いが、いろいろな仕事や企業を知ることで少しずつ選択肢の範囲を広げていく。
2年生の9月にインターンシップがあり、この頃から就職について真剣に考え始める生徒が多い。教員もさまざまな機会に生徒の相談に乗り、情報提供するなど、就職に向けた意識付けを行っていく。
