担当教員に聞く就活の実情②

求人数が増加し、選考も早期に


北海道科学大 工学部建築学科 准教授 平川 秀樹氏


北海道科学大(札幌市)の工学部建築学科は、これまで多くの人材を建設・住宅業界に輩出してきた。定員は80人で就職率はほぼ100%。その6〜7割はゼネコンなどの施工管理職に就くという。
スーパーゼネコン(年間1兆円を売り上げる建設会社)への就職もあるが、道内の中小規模のゼネコンも少なくない。就職担当の平川秀樹准教授は、「最近の学生は地元志向で転勤も好まず、約8割が道内企業を希望する」と話す。住宅設計の仕事がしたい学生は一定数おり、約2割はハウスメーカーや工務店に就職する。その他、公務員や設計事務所など。近年は民間の確認検査機関も就職先の選択肢になってきたそうだ。

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