2025年 市況を読む【賃貸住宅】

ファミリー物件増加し着工減


RC建築費高騰で木造率高まる


今年の道内の賃貸住宅市場は、4月以降、生コン価格等の値上げによってRC造の賃貸マンションの建築費がさらに高騰し、RC造の着工戸数は前年割れが続きそうだ。賃貸マンションは木造アパートに比べて1棟の戸数が多いため、新築物件の減少は着工戸数全体の減少につながる。さらに、マイホーム取得をあきらめたファミリー層向けの2LDKや3LDKの物件が増えそうなことも、貸家着工戸数が減少する要因になるだろう。

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