千歳市 4月より「BIM図面審査」を実施へ

北海道千歳市は4月1日から建築確認申請における「BIM図面審査」を導入する方針だ。
(一社)建築行政情報センター(ICBA)の「BIM図面審査ポータルサイト」に登録された道内の受け付け機関は同市が唯一。法改正に伴う審査業務の増加を背景に、行政DXを推進し審査効率の向上を狙う。

■CDE無償提供を機に「お試し」導入

千歳市建築指導係の担当者によると、今回のBIM審査導入の最大の目的は「審査効率の向上とDX化の推進」という。
建築関連改正法の施行の影響などにより、いわゆる旧4号建築物の確認申請において、「補正対応を含め審査が完了するまでの時間が法改正前と比べて5倍から10倍かかっている」と話す。職員数が増加しない中で一人当たりの負担が激増しており、業務改善が急務となっている。
導入の直接的な後押しとなったのは、ICBAが提供する確認申請用共通データ環境(CDE)「ArchSync(アークシンク)」が、最初の1年間無償で提供されるためだ。「まずは無償期間中に試してみよう」という判断のもと導入に踏み切り、実際に審査効率が上がるなどの実績が出れば、次年度以降の継続利用を検討する。

■ 主な対象は「木造戸建」

千歳市は「限定特定行政庁」のため、同市で直接審査できる建築物は、平屋建や木造2階建てなどの戸建住宅規模に限られる。また、構造は仕様規定、省エネ適合は仕様基準のものとなり、同市ではBIM図面審査の中で省エネ適合性判定や構造適合性判定は行わない。

■ 4月1日に正式公表へ

BIM審査ポータルサイトの受付機関一覧には既に千歳市の名前が掲載されているが、市としての正式な公表は、ICBAとの契約が発効する4月1日以降を予定している。