【特集】人手不足時代の採用のヒント《第2弾》④
注目集まる退職自衛官の雇用
2024/9/15
厳しい訓練で培われた資質
自衛隊は任務の特性上、定期的な人員の若返りが必要で、一般の職業と比べて退職時期が早い。「若年定年制自衛官」は幹部として管理職を務め、50代半ばごろに退職時期を迎える。「任期制自衛官」は2年ごとに任期を更新し(海上自衛隊、航空自衛隊は1期目のみ3年)、2期ほど務めて20代のうちに新しいキャリアに進んだり、進学したりするケースが多い。任期満了による退職だが、仕組みを知らないと「数年で中途退職した」と誤解されることもあるため、現在は任期制自衛官を「自衛隊新卒」とも呼ぶ。
札幌地方協力本部の管内では毎年350~550人ほどの若年定年制自衛官と100~200人ほどの任期制自衛官が退職する。若年定年制自衛官は誕生日で任期を満了し、7~8割ほどが隊の支援制度を利用して再就職する。任期制自衛官は学校を卒業して4月に入隊するケースが多いので、3月末の任期満了が多い。近年は進学希望者が増えていることもあり、支援制度を利用して再就職するのは4~6割ほどだという。
