LIXILグループ、2018年3月期は増収減益

LIXILグループ(本社:東京)は5月7日、2018年3月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。

売上高に相当する売上収益は前期比1.9%増の1兆6648億円。国内外で水回り商品が好調に推移した。

利益面では、増収効果や継続的なコストダウンにより粗利は増加したものの、原材料価格の上昇、物流費の増加、ITなどの先行投資による販管費増により、営業利益に相当する事業利益は前期比16.1%減の753億円だった。

なお、2017年3月期の売上収益は1兆7864億円だったが、2017年8月に連結子会社のペルマスティリーザ社を売却することに決定したため、非継続事業として連結の売上収益から除外している。それに伴い、前年同期実績も組み換えているため、前期比増となった。不採算事業の整理に目途がつき、収益増を目指す。

2019年3月期の売上収益は前期比3%増の1兆7100億円、事業利益は同13%増の850億円を見込む。