本道の住宅業界 2022年の市況を読む①

建築費の上昇で「新価格」が定着


戸建住宅


注文 地価上昇は郊外に波及
建売 売値上昇し在庫過多に


■先食いの反動で受注は減少
■納期遅延で需要層は様子見
■子育て世帯への支援に期待
■建売着工の増加率は小幅に

 
■戸建注文住宅

2022年の道内の戸建注文住宅市場は、昨年から続く建築資材価格の高騰と一部の住設・建材の納期遅延という重苦しい雰囲気の中で幕を開けた。昨年は住宅ローン減税の特例措置やグリーン住宅ポイント制度によって新築需要を先食いした感が強いだけに、今年はその反動による受注の減少は避けられそうにない。

資材価格の高騰による建築費の上昇に加え、納期遅延の情報がテレビや新聞で報道されたことから、マイホーム取得を検討している需要層の中に様子見の動きが強まっている。

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