高まる道産材需要と生産体制の限界

求められる「北海道ファースト」の原木確保

乾燥されたトドマツの羽柄材

輸入木材の価格高騰と品不足により、エゾマツ、トドマツなど道産材の需要が高まっている。本州の商社やプレカット工場からの注文もあり、受注が前年から倍増した道内の製材工場もある。しかし、設備や原料、人手などの制約で、大きな追い風とはなっていないのが実情だ。

住宅用の道産材はエゾマツ、トドマツが中心で、垂木、貫、胴縁などの羽柄材としての利用が大部分を占める。梱包材やパレットなど産業用部材が主用途のカラマツも一部、建築材として使われている。

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