土地価格の下落で新規供給は続く
札幌市内の建売住宅の販売戸数や成約戸数を調査している日本アメニティクリエイト(札幌市)によると、同市内の2023年1~11月の建売住宅の成約戸数は1186戸で、前年同期比14%増。11月の時点ですでに前年の年間成約戸数を上回っている。
これにより、1月には1079戸あった未成約在庫が11月末時点で1003戸まで減少した。とはいえ、1ヵ月あたりの平均成約戸数107.8戸に対し、2024年に1戸も新規供給がなかったとしてもすべての在庫が売れるまでに9.3ヵ月かかる計算だ。