三協アルミ 学生建築デザインコンペ 北海学園大学が三協アルミ賞を受賞

三協立山㈱三協アルミ社(富山県高岡市)は1月9日、全国で建築やデザインなどを学ぶ大学生を対象にした「第8回 三協アルミ学生建築デザインコンペ」の審査結果を発表。
全国から90作品が寄せられ、道内から北海学園大のグループ(芝田碧敬さん、源竜河さん、佐藤孝太郎さん)が三協アルミ賞を受賞した。
作品名は「SUTENA-PARK~サステナブルな暮らしを共につくる~」。

今年のコンペの募集テーマは「働きたくなる工場」で、芝田さんらはペットボトルゴミを遊具や家具へとリサイクルする工場を提案した。

札幌大通公園西8丁目広場を計画地とし、地上1階、地下2階建ての工場施設をデザイン。地上は広場やイベントスペース、地下1階は工場と公園エリアをお互いが見えるように併設、地下2階はペットボトル保管庫とし、地上から地下につながるダストシュートには、楽しみながらペットボトルごみを捨てる仕掛けとして、投入口の蓋が360度回転するアイデア「くるくるサッシ」が施されている。

「働きたくなる」をコンセプトに公園と工場を一体化し、見ることで仕事への興味を、見られることで働くモチベーションをそれぞれに喚起する。
また、自分が捨てたペットボトルが生まれ変わる工程を視覚化することで、ごみ問題に対する意識の向上を図っている。

審査員は、「くるくるサッシ」のアイデアは幼いうちから楽しみながら環境配慮を身に付けることが期待でき、将来にわたる環境配慮の広がりが見える作品と評価した。

最優秀賞は、京都工芸繊維大大学院のグループ(土橋侑生さん、鈴木啓悟さん)の「みんながつくる船の劇場」が受賞した。

受賞作品の詳細は三協アルミ社ホームページ。
https://alumi.st-grp.co.jp/kenchiku/2023result/