国交省 必要壁量基準(案)の概要を公表、パブコメ実施中

国土交通省は12月11日、木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の基準(案)等の概要を公表した。

同省は昨年10月にZEH水準等の建築物を対象とした壁量基準案を公表したが、その後も多様な建築物の仕様に対応するため、すべての小規模木造建築物について実態に応じた必要壁量を算定できるように見直しを進めてきた。このほど大筋で見直しの方向性が固まったことから、最新版の内容を改めて公表したもの。同省ホームページ内で確認できる。
併せて必要壁量を簡易に算定するための設計支援ツール(早見表、表計算ツール)案が(公財)日本住宅・木材技術センターのホームページで公開されている。

同省はこの基準案を原案として引き続き政省令、告示等の検討を進め、所定の手続きを経て確定、公布する予定。手続きの一環として、この基準案に関する意見募集を2024年1月16日まで実施している。