北海道木材産業協同組合連合会（道木連）は道の委託を受け、7月13日より「道産木材利活用対策事業」の募集を開始した。募集期間は8月28日（金）まで。
道産木材を使用して建築物（住宅と非住宅）の新築や改築等を行った建築事業者に対し、木材の種類と利用量に応じて助成するもので前年に続き今年は2回目。上限は1棟につき住宅が100万円、非住宅で200万円。道産木材の利用促進とともに北海道胆振東部地震の被災地復興対策の目的もある。
要件は、①木材利用量全体の50％以上に道産木材を利用②合法木材または森林認証材を使用③主要構造部の木材は含水率20％以下④2020年4月1日以降に着手し、21年2月末日までに完了⑤施主の同意――の5つ。
予算額が950万円で交付対象者が絞られるので、応募者は優先採択事項に配慮する必要がある。

優先採択事項は、①木材加工に関する先進技術を活用している②道産木材のPR効果が高い③道産木材の利用率が高い④北海道胆振東部地震による損壊から復旧する⑤北海道胆振東部地震の被災地域に建設する⑥北海道胆振東部地震の被害木を活用する――の6つ。①の先進技術とは全国や道内で使用事例が少ないものを指す。
応募した全事業者の審査を行い、9月中旬に交付対象者を決定する。
道木連では、「道内で住宅の構造材に使われている道産木材は2割程度。ほとんどが輸入木材という現状なので、補助金を活用して今まで以上に道産材使ってほしい」と話す。

応募書類はホームページからダウンロード。http://www.woodplaza.or.jp/
応募方法はメールまたはFAX、郵送で。
問い合わせ先は同木連。
電話011（251）0683、FAX011（251）0684。