木質建材メーカー受注停止相次ぐ

日新本社工場火災により

6月19日の日新本社工場(鳥取県境港市)火災により、同社は2割ほどの減産を発表。他工場で増産の対応をするが、見通しは立っていない。

その影響により、木質建材メーカー各社は国産針葉樹合板を基材に使用している建材製品の新規受注を一時停止している。

パナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市)は、同工場の火災の影響により、一部建材商品に使用している合板の調達が困難となっている。正常化の見込みが立っていないため、21日に受注を停止した。22日以降については納期未定で受注を行っている。

対象商品は、窓枠がベリティスシリーズ、ベリティスプラスシリーズ。玄関框は、ベリティスシリーズ、アーキスペック、オーマイティフロア用、真銘木シリーズ。階段は、ベリティスシリーズ、マイスターズウッド階段、採光階段。内装ドアはベリティスシリーズ、ベリティスプラスシリーズ、クラフトレーベルシリーズ、インテリアAPシリーズ。

永大産業(大阪市)は、生産等への影響を調査し、階段製品の一部に使用する合板基材の調達が困難であると公表。KSGC階段、銘樹(ツキ板化粧階段)、スキスムS階段ツキ板フロア用、スキスムS階段シートフロア用、スキスムT階段シートフロア用、アトムジェニックタイプ対応階段、階段用直ササラ桁について、22日から新規受注を一時停止した。21日までの受注分については、予定通りの納期で出荷する。受注再開が決定次第改めて案内する。

大建工業(大阪市)は、製品供給への影響を調査し、一部製品の階段部材の材料調達が困難であるとし、22日からハピア階段(ベーシック柄)の新規受注を一時停止した。代替材料などの目処が立ち次第、改めて案内する。すでに納期回答をしたものについては納期通りに出荷する。