どうする!?インボイス④


仕入れ先との取引見直しで、してはいけないこと


事業者がどのような条件で取引するかは基本的に当事者同士が決めることであり、インボイス制度を契機に取引条件を見直すこと自体に問題はない。ただし、発注側が優位な立場を利用して小規模な免税事業者に一方的に不利な条件を押し付けることは「優越的地位の濫用」として独占禁止法上の問題となるおそれがある。以下に注意すべき行為の例を紹介するが、いずれの場合も取引先との交渉においては十分な説明や配慮が求められる。

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