北海道胆振東部地震 札幌市清田区の被害状況

「特殊な液状化」で被害拡大

谷の中心部や下流に向かって家屋が傾斜している

9月6日午前3時8分ごろ、胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7(暫定値)の地震が発生した。道内の地震としては過去最大の震度7を記録。道内全域が停電し、一部地域では断水も続いた。札幌市清田区里塚地区では道路が陥没し、多くの家屋が被害を受けた。現地を訪れた専門家は、液状化現象による土砂の流出の可能性を指摘した。しかも、周囲に形成される「噴砂丘」が見られない特殊な液状化という。被害が大きかった同地区をレポートする。(写真:谷の中心部や下流に向かって家屋が傾斜している)

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