【Topics 6】どうなる?消費者トレンド

可変する空間と日本らしさ


■個人の用途で変化

不動産情報サービスを提供するライフル(東京都)は、「LIFULL HOME'S 2026年トレンド発表会」を昨年12月に開催した。この中で、トレンドワードとして「0(ゼロ)LDK」を掲げた。これは、壁や廊下など固定的な区切りを極力減らし、一つの大きな空間として暮らす間取りの考え方だ。
背景には、昨今の建築費の高騰による住戸のコンパクト化がある。従来のnLDK型の固定された間取りは、部屋数こそ多くても狭さを感じさせる設計になりがちである。こうした市場環境に対して、「壁をなくすことで視覚的・体感的な広さを確保する発想」が支持されている。可動間仕切りや家具レイアウトで機能を切り替えられる柔軟性がポイントだ。0LDKは単なる狭小対策ではなく、ライフステージや用途に応じて空間を可変する新しい住まいのスタイルといえる。

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