【Topics 5】どうなる?資材価格
木材以外はもう一段の値上げも
2026/1/15
国内の住宅需要が低迷する中、その大きな要因の一つである建築資材価格の高騰は依然として続いている。需要が物価を引き上げる「好循環のインフレ」ではなく、コストが物価を押し上げる「悪いインフレ」だからだ。
原材料費や人件費、輸送費といった複合的なコスト高がすぐに改善に向かう見込みはなく、「当面の間、資材価格が下がる要素は見当たらない」というのが建材流通関係者の共通の見方となっている。
(一財)建設物価調査会が調査・公開している全国主要都市の建設資材物価指数は2015年を基準として建設工事で使用される資材の総合的な価格がどの程度上がったか、下がったかを示す指標だが、これを見ると札幌市の2025年の平均指数は木造住宅が136.2で前年より4.2ポイント上昇。RC・SRC住宅は149.8で同6.6ポイント上昇している。
ある商社のエリアマネージャーは、今年の需要予測について、「住宅投資は昨年が底。今年はプラスになるだろう」と話し、高騰する建築費に消費が追い付いてくる流れに期待する。
すでに4月から5月にかけて大手メーカー2社の値上げが発表されている他、住宅の省エネ性能向上を促す法改正などの追い風で順調に販売を拡大し、4月から値上げに踏み切る断熱材メーカーもある。
