2年連続3万戸割れほぼ確実に

2023年 総決算 道内の住宅市況を総括する

2023年の道内新設住宅着工戸数は10月までの累計で2万4610戸。戸建持家(注文住宅)が対前年同期比13%減、戸建分譲(建売住宅)が同36%減と、戸建住宅の不振が大きく足を引っ張った。分譲共同建は10月に大型物件の着工が重なって前年比プラスに、貸家もプラスだが、住宅市場全体として11月、12月の着工戸数が前年を大幅に上回らない限り、2年連続の年間3万戸割れはほぼ確実な見通しだ。一年の締め括りに、厳しい局面を迎えている道内住宅市場の動きをまとめて振り返り、新年に向けて巻き返しへの糸口を探る。

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