（一社）環境共創イニシアチブ（SII）は5月10日、2021年度の次世代省エネ建材の実証支援事業の公募を開始した。

工期短縮可能な高性能断熱材や、快適性向上にも資する蓄熱・調湿材などの次世代省エネ建材を使った断熱改修を補助する。外張り断熱改修と内張り断熱改修の2種類の区分がある。

外張り断熱改修は、外気に接する外壁すべてを外張り断熱工法などで改修することが要件。改修工事後の定められた期間に効果測定を行うことなども求められる。

補助対象商品は①改修に用いる断熱材や窓、玄関ドアなどの開口部材②同事業に登録されている製品③高効率換気システム――の3種類。補助率は対象経費の2分の1以内で、上限額は1戸あたり300万円。補助対象経費は設計費、材料費および工事費（一体不可分の工事費含む）。

内張り断熱改修では、同事業に登録された製品を導入することや、断熱パネル、潜熱蓄熱建材のいずれかを導入することなどが必須。

補助対象商品は改修必須の製品（断熱パネル・潜熱蓄熱建材）と改修が任意の製品（断熱材・防災ガラス窓・窓・玄関ドア・調湿建材）の2種類がある。補助率は補助対象経費の2分の1。上限額は戸建住宅で1戸200万円、集合住宅で1戸125万円、下限額は戸建・集合住宅ともに1戸20万円。対象経費は原則、導入する施工面積に所定の単価を乗じた額となる。

一次応募期間は7月16日（金）まで。
公募要領、申請書類は同社ホームページに掲載。
問い合わせ先はSIIの次世代建材担当。電話03（5565）3110。