シェアでんき 21年度の道内事業を公表

無料枠は年2000kWまで

太陽光発電システムの無料設置サービス事業を全国展開するシェアリングエネルギー(東京都)の2021年度の事業内容が明らかになった。
同事業は「シェアでんき」の名称で、太陽光パネル代金、設置費用および月額使用料が無料のサービス。

シェアでんきは、第三者所有モデルと言われる「屋根貸し事業」の一つ。同社と契約したユーザーが同サービスを利用して自宅の屋根に無料で太陽光発電設備を設置した場合、20年度は総発電量の30%までを無料で自家消費できたが、21年度からは、年間発電量のうち1000kW~2000kWを10年間無料とする。

11年目以降は従来通りパネルをユーザーに無償譲渡し、ユーザーは発電した全ての電力を使用できるほか、余った分は同社に売電できる。
使用できる無料枠は、太陽光パネルの枚数によって異なり、24~31枚が1000kW分、32~40枚は1500kW分、41~72枚は2000kW分。

道内では、同社と契約を結んだ取扱登録店である建築会社などの施主のみが、同社とサービス契約を結ぶことができる。道内の登録店は11月末現在83社。21年度からは、新たに登録店となるには30万円の登録費用が必要になる。21年度の新規契約は既に11月1日から始まっており、契約件数は12月15日現在40件に達しているという。

シェアでんきに関する問い合わせ先は、北海道・東北地区代理店の北日本屋根工業。電話0120(919)211。