三和シヤッター 「耐風ガードL」発売

業界初の耐風形軽量シャッター

三和シヤッター工業(東京都)は9月23日、耐風形軽量シャッター「耐風ガードL」を全国発売した。
シャッターカーテン両端中央部の可動式耐風フックを作動させることで、従来比約2倍の耐風圧強度を確保できる。
この仕組みはこれまでにも重量シャッターでは使われてきたが、同社によるとフック付きの軽量シャッターは業界初という。シャッター内側のフックをレールに噛ませてスラット(カーテンの蛇腹)を固定することで、風で強い力が加わっても耐えられる。

通常の軽量シャッターは、耐風圧性能が392㎩で風速毎秒18mまで耐えられる(同社基準)が、同商品は800㎩まで上昇して風速毎秒36mまでの負荷に対応できる。
これまでは軽量シャッターに耐風圧性能を求める需要はなかった。だが近年、毎年のように大型台風が発生するようになり、全国的な防災・減災へのニーズに答えた形だ。


ガレージ内側からの手動フックなので、設置はシャッター以外の出入り口があることが条件となる。
スラットのタイプは厚さ0.5㎜のK6Mスラットと0.8㎜のKE6Nスラット(防火設備への対応はKE6Nスラットのみ)の2種類。
サイズは、K6Mスラット(手動・電動)が幅2100~3000㎜、高さ1500~3000㎜。KE6Nスラット(手動)が幅2700㎜~3500㎜、高さ1500~3000㎜。KE6Nスラット(電動)が幅2700㎜~3700㎜、高さ1500~3000㎜。
カラーバリエーションは、K6Mスラットがサンド、ライトグレー、ホワイト、ブラウン、ガンメタリックの5色。KE6Nスラットは、サンド、ライトグレー、ホワイトの3色。幅2200㎜×高さ3000㎜のK6Mの価格(税別)は27万円。
レールの形状によってはフックだけの後付けも可能。価格は交換が必要な部品の数による。
問い合わせ先は同社札幌営業所。電話011(231)8027。