大建工業 「ねこ向け建材」8月発売

猫との快適な暮らしに対応

大建工業(大阪市)は、カウンターや収納、飛び出し防止柵など、猫と人との快適な暮らしに対応した建材のバリエーションを拡充し、8月21日に発売する。
猫カフェの増加や猫の関連グッズが発売されるなど、猫市場は拡大傾向にある。猫の飼育頭数も年々増加しており、(一社)ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」によると、2017年に日本国内の猫の飼育頭数は推計952万頭を数え、犬の飼育頭数を超えたという。
同社は、①ねこルート・ねこボックス②ねこシェルフ③ミセルねこ対応カウンター④ねこゲート――の4種類の猫に特化した商品を新たにラインナップする。
①は、高い所や狭い場所を好む猫の習性に合わせた、猫専用通路と途中で休むためのボックス。
ねこルートは、壁付けで設置できるカウンターで、幅が25㎝あり、猫同士が衝突せずにすれ違うことができる。ねこボックスは、のぞき窓が設けられ、猫が顔を出して部屋の様子をうかがえる。
②は、収納スペースと猫の通り道や隠れ家を両立した棚型のシステム収納。猫がシェルフ内を自由に移動することができる。扉付きのユニットにすると、猫が身を隠してリラックスする空間を設けることもできる。
③は、同社のシステム収納「ミセル」に、滑りに配慮した表面シートを採用したカウンターを追加したもの。ミセルの収納上部が猫の通り道になる。ねこルートなどと組み合わせて楽しい通り道を作れる。
④は、不意に猫が屋外へ飛び出すことを防止し、猫の安全を守る室内ゲート。格子状のデザインで風通しが良く、ゲートの向こう側の猫の存在を認識することができる。
各アイテムは一級建築士で家庭動物住環境研究家の金巻とも子氏が監修。猫の習性に配慮した機能性・安全性を付与したほか、同社の既存ペット向け建材と組み合わせることで、猫向け空間のトータルコーディネートも可能。
問い合わせ先は同社札幌ショールーム。電話011(207)4440。