北住都 道産木材利用促進研究会

JAS構造材利用と耐震化学ぶ

(一社)北海道住宅都市開発協会内の道産木材利用促進研究会(竹内俊朗座長)は11月25日、道産材研究会セミナーを札幌市内で開催した。

北海道木材産業協同組合連合会(道木連)の萩原祐一専務理事が「JAS構造材利用拡大事業の変更点について」と題し講演した。同事業は、JAS構造材を利用した非住宅木造建築物が対象。事業者がJAS構造材活用拡大宣言へ登録後、①機械等級製材②2×4製材③CLT――のいずれかを構造材として使用する場合、最大3000万円が補助される。萩原氏は「来年度も継続して実施される予定なので建築物の木造化に活用してほしい」と呼びかけた。

J建築システム(札幌市)の手塚純一社長は「木造デザインと耐震構造をつなぐ技術」と題して講演。同社がニセコ地区で構造設計を行った施設は同社の「J‐耐震開口フレーム」を採用し、開口部を耐力壁化し耐震性を確保して建設したと説明。手塚氏は「開口部を耐力壁化し建物全体のバランスをとることが重要」と解説した。