シャープ クラウド蓄電池システム

停電時の複数機器使用が可能

停電時のコンセント使用を可能に

シャープ(大阪府)は住宅用クラウド蓄電池システム「JH-WBPB6150」を2020年1月に新発売する。

同システムは「リチウムイオン蓄電池JH-WB1921」「蓄電池連携型パワーコンディショナ JH-55KF4」「蓄電池用コンバータJH-WD1901」に加え、クラウド連携エネルギーコントローラ、ケーブルなどで構成。

停電時の出力電圧を200V対応とし、太陽光発電システムと組み合わせて最大出力電力を5.5kVAと大幅に向上。このため、停電時でも家中のコンセントを利用でき、エアコンと電気ケトルを同時に使うなど、家中のさまざまな機器が一度に使用可能になるほか、大型エアコンやIHクッキングヒーターといった200Vの電気機器にも対応する。

リチウムイオン蓄電池の容量は6.5kWh。2台を組み合わせて13.0kWhに大容量化することによって、家族構成や生活環境の変化に応じた増設が可能。太陽光発電システムがつくり出した電気を蓄え、平常時の電気購入量削減にも貢献する。

蓄電池は屋内外への設置に対応した上で、さらにコンパクト化を実現。4.2kWhの従来機に比べ、容量を50%以上拡大する一方で、体積を約5%小型化。設置可能な環境を拡げ、幅広いニーズに対応する。

平常時は蓄電池を使って節電。「経済性モード」では日中につくった電気を夜に使用可能。停電時でも家中のコンセントを利用でき、価格は260万円前後(税抜)を予定している。

問い合わせ先は同社札幌サービスセンター。電話011(641)4685。