国交省・農水省 2017年度木造利用状況の取りまとめを公表

国土交通省と農林水産省は3月14日、各省各庁が整備する公共建築物において、2017年度の木材の利用状況を取りまとめ、公表した。

「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が2010年に施行され、国が率先して木材利用に取り組むなどして、木材全体の需要拡大を推進している。

今回公表した資料によると、2017年度に完成した木造の低層公共建築物は80棟(前年度比190.5%)で、木材利用促進法の施行後で最多となった。

このほか、内装等の木質化を行った公共建築物も171棟で、これらの木造化、木質化により3,139㎥の木材を使用したとしている。

木造化した宗谷森林監理署■木造化した宗谷森林管理署庁舎(稚内市2階建て473㎡)