寸言乱言(第682号)

2019年が明けた。住宅建築現場では早くも槌音が響き始めた。今年は住宅需要動向を見極めるうえでポイントとなる出来事が多い。

3月31日、消費増税に伴う経過措置が終了する。4月には統一地方選挙。4月30日に天皇陛下が退位され平成が終わる。5月1日、皇太子が天皇に即位され新しい元号がスタート。ゴールデンウィークは10連休になる。7月には参議院議員選挙。そして10月1日に消費税率が10%に引き上げられる。

国の行事や制度改正に伴う市況の波を探るとともに、今年は足元を固める1年にしたい。2020年以降の業界動向を早めにキャッチするためにも。

今年の干支は己亥(つちのとい)。複数のインターネット情報によると、その意味は「次のステップアップに向けた準備期間の年」とある。

時代の流れを先読みするために情報を集めたい。本紙がその一助となれば幸いである。