札幌11月開催。木住協「木造軸組工法による耐火建築物設計マニュアル講習会」

日本木造住宅産業協会は、2018年度後半の「木造軸組工法による耐火建築物設計マニュアル講習会(1時間耐火構造)」を全国で開催する。

木住協では、木造建築物の防耐火性能の向上を目的に技術開発を重ね、建築基準法第2条第七号ならびに、同法施行令第107条の規定に基づく木造軸組工法による耐火構造(主要構造部:1時間、ただし屋根・階段:30分)の国土交通大臣認定を取得(累計70認定)し、その後整理統合して現在は31認定で運用している。この認定内容を「木造軸組工法による耐火建築物設計マニュアル」としてまとめた講習会。

同講習会では、認定内容の解説のみならず、木造軸組工法による耐火建築物の考え方や取り合い部や開口・貫通部等の納まりなどについても解説する予定。

2018年3月22日に耐火構造に関する改正告示が公布され、外壁、間仕切壁に加えて床、柱、はり、屋根、階段の仕様規定が整備された。木住協の大臣認定は、外壁、間仕切壁、床、柱、はりの耐火被覆材である強化せっこうボードの厚さが一部薄くてすむなど、告示仕様に比して優位な仕様もあり、また告示仕様等と組み合わせて木造耐火建築物を建設することも可能。

札幌では11月9日、ACU SAPPOROにて開催される。定員は30名。木住協の会員以外でも参加できる。