〈第5回〉「ドイツ省エネ建築」最新事情

ドイツ省エネ建築、都市・地域計画コンサルタント 永井宏治氏


省エネ改修が進む理由


「できない」「高い」を無くしていく


ドイツ国内の住宅業界は難民による影響を受けて新築増となっているが、過去数年も含めて新築率は0・5〜0・7%程度である。それに対して、既存建築物への投資は全体で70%、住宅のみでは75%を占めており、完全にリフォーム中心の業界だ。また、省エネ関連へのリフォーム投資は全体の3割、約8兆円規模の市場となっている。

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