上半期 札幌市内の新築分譲マンション市場

平均価格、過去最高の3902万円

今年上半期(1~6月)に札幌市内で売り出された新築分譲マンションは898戸で5年連続して1000戸に届かなかった。1戸あたり平均分譲価格は3902万円で、同時期としては初めて3900万円を超えた。地価の上昇に加え、職人不足による労務費の上昇や資材価格高騰を背景とした建築費のアップによって販売価格の上昇に歯止めが掛からない状況が続いている。成約戸数は650戸と、過去5年間で最も多かった。ただ、一部の大規模再開発物件の好調な売れ行きに牽引されたのが実態で、一般的なファミリー層には手が届かない状況が依然、続いている。

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