釧路ウッドプロダクツ 2028年4月から商業生産開始

大林組(東京都)は7月22日、グループ会社で製材大手のサイプレス・スナダヤ(愛媛県西条市)と中部電力が共同出資で釧路市に設立した釧路ウッドプロダクツが、2028年4月から商業生産開始を目指すと発表した。

主製品となる「集成材用トドマツラミナ」

釧路市内の約6.7 haの土地に製材工場を新設。ヨーロッパ製の製材機械や木材人工乾燥装置などを備えた国内最大級の製材工場とする計画。輸入材と同等の品質を持つトドマツなどの道産原木からラミナを製造し、国内集成材製造会社などに販売する。また、ラミナ以外にもディメンションランバー(2×4材)などの住宅メーカー向けの製品を製造する。原木消費量は、操業1年目が約10万m³、2年目は約20万m³、3年目は約36万m³を設定している。

当初の計画では、日本製紙の工場跡地のうち約19haを借りて製材工場を建設する予定だったが、見直しにより釧路市内の別の場所を候補地としている。また、集成材製造ラインを備えた集成材工場も新設し、主に住宅用構造集成材を製造・販売する計画だったが、事業採算性を検証した結果、集成材工場は新設せず、ラミナやディメンションランバーなどに特化するとした。

同工場は、流通量の確保とコスト縮減を図るため、ヨーロッパ製の大型機械を導入することで、大量生産を実現し、安定的な供給を可能にする。品質、価格、流通量で輸入材に対して競争優位性を高めることができるため、同社は住宅メーカー各社が取り組む国産材の活用促進につながるとアピールする。