北海道の住宅経営2025 ②J建築システム(札幌市) 代表取締役 手塚 純一氏
激変する道内住宅市場の現在と今後を語る
2025/3/30
安全・安心を伝える構造の話
J建築システム(札幌市) 代表取締役 手塚 純一氏
■性能を評価する時代
いよいよ待ったなしで新制度がスタートします。構造なんか関係ない、審査を受けなくていいという時代はもう終わったんです。建築基準法ができたのは1950年。今年で75歳です。戦争で建物が崩壊して、家を建て直さなくちゃいけなかった時代に4号特例ができました。建築基準法第6条1項4号に規定される建築物、2階建500㎡以下、それはもう建築士にお任せして、行政がいちいち確認しない。
それがどういうことか、ずっと誤解があった。4号物件は構造計算しなくていいと思われていた。私は30年以上前からずっと、木造でも構造計算が絶対に必要になる、しなきゃいけないと思っていた。いよいよその時代が来ました。建築基準法ができてから75年目にして。
このスライドの写真は象徴的です。阪神淡路大震災の後に撮影されたものです。地震の後も建っていた3階建の住宅。周りの2階建や平屋の住宅や店舗はみんな倒れていた。3階建の住宅は許容応力度計算をしなければならない。つまりきちんと計算されていたから地震で倒れなかった。
許容応力度計算で建物を評価する、性能を保証することが大事だということです。お客様に安心してもらう。安全をベースにして安心を作る。底辺に安全があり、頂点に安心がある。このトライアングルです。
