国交省「省エネ計算結果登録システム」を運用開始
国土交通省は12月2日「省エネ計算結果登録システム」を公開し、運用を開始した。
同システムは、Webプログラムから出力したエネルギー消費性能などの計算結果をアップロードすることで省エネ適判の申請に必要な「適判用」と印字されたPDFファイルが取得できるもの。
また、希望する場合には省エネ性能ラベル(自己評価)の取得や、住宅トップランナー制度の報告も同時に行える。来年4月1日以降、省エネ適判の申請には原則として「適判用」と印字された計算結果を所管行政庁や登録省エネ適判機関に提出する必要がある。
同システムはWebプログラムのバージョン3.7.0以降にのみ対応しており、旧バージョン(3.6.0)には対応していない。
同省は、来年4月1日以後に着工予定でも、旧バージョンでの計算結果も当面の間はアップロードせずにそのまま省エネ適判の申請に使えると説明しているが、新バージョンの利用を広く呼びかけている。
Webプログラムバージョン3.7.0は、増改築部分の評価に対応した他、計算結果の表示画面に「PDF出力後、省エネ計算結果登録システムへ」ボタンが新設された(住宅版のみ)。計算結果をダウンロードし、当該ボタンからスムーズに「省エネ計算結果登録システム」に飛ぶことができる。