木住協 木造戸建住宅の炭素貯蔵量を計算するツールを公開

(一社)日本木造住宅産業協会(木住協)は3月4日、木造軸組工法の戸建住宅の炭素貯蔵量を計算できるWebツールを公開した。
延床面積を入力するだけで簡易的な結果が分かる。

木住協が3年ごとに実施している「木造軸組工法住宅における国産材利用の実態調査」の調査結果と、林野庁が公表する「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の算定シート」を用いて同協会が独自に平均炭素貯蔵量係数を算出。延床面積に同係数を掛け、住宅の炭素貯蔵量を求める。
ツールでは、炭素貯蔵量を一般家庭や家庭用自動車のCO2排出量、森林面積などに置き換えた値も確認できる。

同協会はツール公開の目的を、「積極的な木の使用を促し、カーボンニュートラルの実現に貢献するため、住宅の炭素貯蔵量のボリュームが簡単に見える化できるツールを作成した」と話し、「会員だけでなく、工務店やハウスメーカーからエンドユーザーまで広く活用を推進したい」とした。
今後は「より細かい評価を用いた算出方法を取り入れることも検討したい」と話した。

同ツールは下記URLから。
https://mokujukyo.com/carbon-simulate/