サンゲツ「メグリウォール」iFデザインアワード 2024を受賞

サンゲツ(名古屋市)は3月14日、資源を再利用して生まれた環境に配慮する壁紙「MEGUReWALL(メグリウォール)」が国際的デザイン賞「iFデザインアワード 2024」を受賞したと発表した。

iFデザインアワードは、ドイツ、ハノーバーを拠点とするiF International Forum Designにより1953年に設立され、毎年全世界の工業製品を対象に優れたデザインを選定する国際的に権威あるデザイン賞の一つ。

今回プロダクト分野で受賞した「MEGUReWALL」は樹脂の端材やお米の籾殻、ヒノキの端材といった、廃棄処分されることが多い素材を再利用した低環境負荷商品で、粒子が際立つ土壁のような立体感のある質感が特徴。また、低環境負荷商品でありながら、価格は一般的な壁紙と同等。日本国内の防火認定をはじめとした各種規格にも適合しているため、住宅から各種施設まで幅広く使用することができる。

商品名の「MEGURe(メグリ)」が表す通り、循環により本来廃棄物となる素材にデザインで付加価値を持たせたことが評価された。

同商品のラインアップは樹脂をリサイクルしたKIRAI、NADARAKA、DANDANシリーズ、籾殻をリサイクルしたZARARI、JOU、KIKUシリーズ、ヒノキをリサイクルしたHINOKIシリーズがある。