北総研防火木外壁に硬質ウレタンフォーム仕様

(地独)北海道立総合研究機構(道総研)建築研究本部 北方建築総合研究所(北総研)の技術支援によりアキレス(東京都)が開発した「北総研防火木外壁」の硬質ウレタンフォーム(PUF)仕様がこのほど、防火構造の大臣認定(認定番号:PC030BE-4115(1)~(4))を取得した。

都市部などの準防火地域や法22条区域で住宅の外装材に木材(木外装)を使用するには防火構造の国土交通大臣認定が必要。北総研防火木外壁は木外装とさまざまな種類の断熱材を組み合わせた外壁の仕様で、北総研と断熱材メーカーなどが協力して開発・普及を進めている。


これまで、断熱材にフェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、グラスウール、ロックウールを用いた仕様が製品化されており、今回のPUF仕様は6種類目。木造軸組工法では主な断熱材の仕様が出そろった。

アキレスは北総研防火木外壁の専用断熱材として、硬質ウレタンフォーム断熱材の新商品「アキレスボードFR」の受注を12月1日から全国で開始する。熱伝導率0.024W/mKの断熱性能を備え、フォームの難燃性を強化。厚さは80mmと50mmの2種類あり、幅910mm×長さ1820mmサイズの参考設計価格は80mm厚が2万150円、50mm厚が1万3750円。

北総研防火木外壁に関する問い合わせ先は北総研企画調整部企画課。電話0166(66)4218。アキレスボードFRに関する問い合わせ先は同社断熱資材事業部 断熱資材販売部断熱企画課。電話03(5338)9551。