令和4年度高校生建築デザインコンクール 「キタノシバ」に最優秀賞

道は12月20日、令和4年度「高校生建築デザインコンクール」の受賞作品を発表した。
道内の建築系学科のある高校の生徒を対象に1996年に始まり、今回で27回目。全道7校から76作品の応募があった。

設計の課題は「道立宗谷ふれあい公園内のパークゴルフ場の休憩所」。構造は木造、平屋建1棟で、延床面積125㎡以上175㎡以下。高齢者や車椅子利用者への配慮のあるデザインなどを条件とした。

最優秀作品賞に選ばれたのは、北海道名寄産業高等学校3年生の安藤将大さんで、作品名は「キタノシバ」。
初心者から上級者まで、グループ同士で競いながら休憩や交流ができるスペースがあればという利用者の要望に応えるようプランを練ったという。建物の屋根は方形型の特徴的なデザイン。大きな天窓を設け、空と光を室内へ導くようにした。

審査員からは「特徴的な屋根形状と両側玄関の利便性など、バランスの取れた提案が良い」などの評価を得た。

このほか、優秀作品賞3点、佳作4点、特別賞2点が選出された。

また1月7、8日に札幌駅前通地下歩行空間で開催された「令和4年度建設産業ふれあい展」にて応募全作品が展示された。