富士通ゼネラル「ゴク暖ノクリア」に新シリーズ

暖房能力を強化

富士通ゼネラル(川崎市)は11月12日、暖房能力を強化した寒冷地仕様エアコン「ゴク暖ノクリアZNシリーズ」を発売した。
コンプレッサーの制御技術に高出力と低出力運転を両立する「ハイブリッドインターリーブ方式」を採用。家庭用エアコン2.8kWタイプにおいて、外気温2度時の暖房能力9.4kWを実現した。通年エネルギー消費効率(APF)7.2、期間消費電力736kWhで省エネ性も兼ね備える。
室外機には霜取り時の排水などの凍結を防ぐ「凍結防止ヒーター」を内蔵し、外気温マイナス 25度でも運転が可能。

また、従来の室外機は霜が付着すると一時運転を停止して除霜運転していたが、ZNシリーズは除霜運転中も暖房運転を継続する「バイパス暖房」を搭載。室内外に同時に冷媒を流し、室外機に付着する霜の量が少ない間に暖房運転を継続しながら霜取りを行う。さらに「ホットキープ&クイック除霜」も搭載。室内を前もって強めに暖めておくことで霜取り運転中も温かさをキープする。

室内機の入口から出口までカビ対策する「ノクリアクリーンシステム」も拡充。室内機内部の風の通り道に防カビ効果のある材料を採用した「防カビ送風路」や、アレル物質(花粉・ダニの死がい・カビ)の抑制効果を追加した「ウイルカット・フィルタープラス」を搭載した。

ZNシリーズは2027年度を目標年度とする新省エネ基準(寒冷地仕様)を全機種達成している。
問い合わせ先は同社北海道支店。電話011(251)1271。