資源エネルギー庁 グラスウール・押出法ポリスチレンフォームの新省エネ基準を公表

資源エネルギー庁は10月14日、建材トップランナー制度に関する審議会で、断熱材の建材トップランナー制度の新たな目標基準値を取りまとめた。

新たな目標基準値は、2030年以降に新築される住宅、建築物に求められる省エネルギー性能を参考に算出。基準値を5~6%程度引き上げる。

グラスウールはJIS A 9521:2022で規定するグラスウール断熱材のうち、密度40kg/m3以下のもの、押出法ポリスチレンフォームはJIS A 9521:2022で規定する押出法ポリスチレンフォーム断熱材が対象。

2030年度以降の各年度に出荷するグラスウール及び押出法ポリスチレンフォームの熱損失防止性能について、それぞれの出荷数量で加重平均した数値が、新たな目標基準値を上回らないことを製造業者などに求める。

新たな目標基準値は、グラスウールの熱伝導率が現行の0.04156W/(m·K)から0.03942W/(m·K)(5.1%改善)、押出法ポリスチレンフォームが現行の0.03232 W/(m·K)から0.03036 W/(m·K)(6.1%改善)となる。