道産木材利用推進事業の募集開始

今年度から非住宅のみ対象に

北海道木材産業協同組合連合会(道木連)は5月23日、道産建築材利用支援事業の1回目の募集を開始した。前年度までは住宅も対象だったが、今年度は対象が非住宅のみとなった。
道内で建設された民間の非住宅建築物で、4月1日以降に工事に着手、2023年1月31日までに完成するものが対象。

施工に必要な木材利用量全体の30%以上に道産木材を利用することが要件。使用する木材は合法木材または森林認証材に限り、主要構造部の木材は含水率20%以下でなければならない。内外装工事のみの場合は100㎡以上に道産木材を利用することが求められる。

補助金額は上限200万円。下限15万円。日本農林規格(JAS)の格付けを受けた直交集成板(CLT)が1㎥あたり10万7200円。道木連が商標登録している「コアドライ」木材製品や、強度等級E120以上の集成材が同8万2200円。内外装材が1600円。その他の道産木材が同1万3200円。

補助金の申請には施主の同意が必要で、木材を対象とした国の他の補助金と併用はできない。
第1回募集は6月10日まで。
第2回の募集開始は8月以降に予定している。
事業に関する問合せ先は道木連。電話011(251)0683。