赤レンガ建築賞に白老町の「マザーズ+」

2021年度(第34回)北海道赤レンガ建築賞が発表された。同賞を受賞したのは北海道種鶏農場(胆振管内白老町)の物販店「マザーズ+(プラス)」。授賞式は1月31日(月)に予定している。

北海道赤レンガ賞は、美しい景観の形成や地域経済の振興などに建築物の果たす役割がますます重要となっている昨今、建築文化の向上や地域に根ざしたまちづくりがより発展することを目的として運営されている。昭和63年から始まり、今年度で34回目を迎えた。

「マザーズ+」は木造(一部鉄骨造)2階建で延床面積887.71平方メートル。20年2月に竣工した。白老町に住む町民への貢献を第一に、養鶏業の事業展開に沿った優れた建築意匠と建築技術で計画され、鶏舎をイメージして建設された。その試みが新たな景観を生み出しているとして評価された。設計・施工は竹中工務店。

奨励賞はニセコ町の「ニセコ町役場庁舎」と、苫小牧市内の「結いの社屋~小金澤組新社屋」が受賞した。