飯田グループHD ロシア木材企業を買収

住宅向け木材などの安定供給を目指す

飯田グループホールディングス(東京都)は12月8日、ロシアの木材企業「ロシアフォレストプロダクツ社(RFP)」の買収を発表した。世界トップクラスとなる約400万ヘクタールの森林資源を保有するRFP社の買収を通じて、同社住宅向け木材などの安定供給を目指す。

同社はロシア・ウラジオストク近郊の港に木材加工と物流の拠点を所有しているため、日本や韓国、中国などにRFP社の効率的な製品供給が可能となる。日本までの海上輸送日数は2〜3日。木材不足の「ウッドショック」の中、RFP社を安定した資材調達の拠点とすることを目指す。

また、RFP社が保有する森林で吸収される二酸化炭素量は年間950万トンと試算されていることから、同社の目指すSDGs達成に貢献するものとしている。