道産材を使用した分だけ道内に植樹する新ブランド「ikumori(イクモリ)」

ニッシンイクス フローリング材や内装用パネル材

ニッシンイクス(山口県)は12月1日より、道産の広葉樹を使用したフローリング材・内装用パネル材の新ブランド「ikumori(イクモリ)」の製品を販売する。同ブランドでは「使用した森林資源分を森に戻す」取り組みとして、製品を作るために使用した原木の量に見合う苗木を北海道内に植樹するという。

木製内装材には輸入材が多く使われており、同社のフローリング商品においても出荷量の60%以上が輸入材を使用している。同社は数年前から国産材の使用率向上を目指しており、今回の製品では製造パートナーである空知単板工業(赤平市)が所在する北海道の広葉樹を使用することに決めた。

製品の製造は空知単板工業が担当し、ニッシンイクスが全国で販売する。使用する広葉樹はナラ・ニレ・センの3種類。フローリング材の厚みは14ミリ、幅150ミリ、長さ1800ミリ。内装用パネル材の厚みは6ミリ、幅180ミリ、長さ1820ミリ。同社は2023年度までにフローリング年間6000㎡、パネル年間4000㎡規模の販売とそれに見合う植樹を目指す。

問い合わせ先は同社の山口本社。電話0834(36)1700。