2018年、住宅業界にも勢いを

明けて2018年―。干支は戊戌(つちのえいぬ)。暦のプロによると戊(つちのえ)、戌(いぬ)とも「土」の性質を持つという。同じ性質の組み合わせは「比和」と称し、「勢いが増す」縁起の良い干支でもあるそうだ。

因みに前回の戊戌の年、昭和33年は皇太子(現天皇)と美智子様(同皇后)が婚約、ミッチーブームに沸いた年。当時、世界一の高さ(333m)の東京タワーが完成、テレビ受信契約数が100万台を突破。インフレ懸念の中で一万円札がお目見えしたのもこの年。

洗濯機、冷蔵庫の普及が加速し、道内では電気ストーブが人気に。日清食品が初のインスタントラーメン「即席チキンラーメン」を発売。大衆向け初の軽自動車「スバル360」も売り出されたが、価格42万5000円は当時として高額。

同年の道内新設住宅戸数は過去10年間では最多の1万5977戸。今年は5万台に乗った前の戌年、平成18年に少しはあやかりたいもの。(F)