ダイキン工業(大阪市)は9月6日、給気だけでなく「排気」もできる業界初の換気機能を備えたルームエアコン「うるさらX」を発表した。冷暖房しながら外気を取り込み温度を調整する従来の「給気換気」に加え、室内の不快な熱気や湿気を屋外に排出する「排気換気」機能を追加した。

新たに追加した「排気換気」システムは、冷暖房しながら部屋のこもった熱気や湿気、においなどを排気できる。夏場の帰宅時のリビングや就寝前の寝室など、屋外より温度が高くなっている場面で冷房と同時に排気換気すると、冷房の立ち上げ負荷を低減できる。給気、排気換気システムの切り替えは屋内外の温度差によって運転を制御する「AI快適自動運転」により自動で行われ、状況に応じて手動での操作も可能となっている。

除湿制御も改良。新開発の「多段階電子膨張弁」を用いた除湿システムにより、気温や湿度に応じて必要な除湿量を小容量から大容量まで制御する。これにより春先や秋口、梅雨時期に除湿をしても、肌寒くならないような運転制御を可能にした。

外気温マイナス25度でも運転可能。発売日は10月28日(木)。問い合わせ先はダイキンHVACソリューション北海道。電話011(784)5556。