共同購入で太陽光パネルを約2割安く

道と札幌市の新規事業

道はこのほど、「太陽光発電および蓄電池システム共同購入事業」の参加者希望者に対し、太陽光パネルや蓄電池の購入・設置費用が市場価格より1〜2割ほど安くなる見積額を発表した。

札幌市や連携事業者のアイチューザー共同事業体(東京都)と共に今年度から取り組んでいる新規事業。自宅などに太陽光パネルや蓄電池を設置したい道民・市民を募り、共同購入によって導入コストを通常よりも安く抑える。5月から参加希望者の募集を開始し、7月15日現在で265世帯が事前登録している。

6月下旬に行われた入札により施工事業者と見積価格が決定。太陽光パネル(6.75kW)単品の価格は152万6800円で民間調査会社が試算する市場価格を19.8%下回り、太陽光パネルと蓄電池(ハイブリッド型6.5kWh)のセットは263万7800円で同22.1%安い。蓄電池(ハイブリッド型6.5kWh)単品は141万6807円で同11.0%安い見積りとなった。太陽光パネルは設置枚数により価格・割引率が変動する。

設置対象となるのは札幌、小樽、岩見沢、江別、千歳、恵庭、北広島、石狩、当別、新篠津、南幌、長沼の12市町村で構成する「さっぽろ連携中枢都市圏」内に所在する住宅。参加者は8月31日(火)まで募集している。

参加応募先は「みんなのおうちに太陽光」ホームページから。