入居後の満足感はマンションがやや有利? LIFULL HOME'S総研、研究報告書を発行

不動産情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営する株式会社LIFULL(ライフル、本社:東京都)は、社内シンクタンク「LIFULL HOME'S総研」による研究報告書「住宅幸福論 Episode1 住まいの幸福を疑え」を発行した。

調査報告書「住宅幸福論 Episode1 住まいの幸福を疑え」では、”住み替えとは今までよりも幸福になるための行為である”との命題のもと、価値観の多様化が徹底するポスト平成時代を展望しつつ、幸福な住まいのあり方を考える、というテーマに取り組んだもの。

全国18,000人を対象に実施した独自リサーチでは、「家を買うこと」で賃貸時代に比べてどの程度幸せが増すのか、新築は中古に比べてどの程度うれしいのか、「新築であること」の満足度はどの程度持続するのか、戸建てとマンションで幸福度はどう違うのか……など、住まいの満足度に関する仮説をもとに調査分析を行い、以下のような知見を得たとする。

・持ち家と賃貸では、持ち家が若干優位だが、優位性の範囲は限定的。
・全般的に持ち家居住者は、賃貸居住者に比べて、住まいの経年変化を楽しんでいる。
・マンションと戸建てでは、総合評価で大きな差はない。ただし、入居後の満足感や暮らしの変化の面では、マンションがやや有利。
・新築の優位性は概して小さくなり、特にマンションではこの傾向が顕著。
・持ち家・賃貸ともに、住んでいる街を好きになることが幸福度を上げる。
・住まいの経年変化を積極的に楽しむことが幸福度を上げる。

同報告書は、A4変形版フルカラー174ページ。無料で配布するほか、下記WEBサイトからPDF版をダウンロードすることも可能。

LIFULL HOME'S総研 Webサイト: http://www.homes.co.jp/souken/